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草間 彌生 Yayoi Kusama

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経歴/紹介

日本の芸術家。1929年、長野県松本市生まれ。幼い頃から悩まされていた幻覚や幻聴から逃れるために、網目模様や水玉をモチーフにした絵画を制作し始める。

1957年に渡米、ネット・ペインティング、ソフト・スカルプチュア、鏡や電飾を使ったインスタレーションやハプニングなど多様な展開を見せ、前衛芸術家としての地位を確立。1960年代には「前衛の女王」の異名をとった。様々なオブセッションを乗り越え、単一モチーフの強迫的な反復と増殖による自己消滅という芸術哲学を見出す。
1973年、草間彌生はニューヨークでの活動のさなかパートナーであるジョゼフ・コーネルの死に直面し、その後精神的な不調が続き、日本に帰国し入院することとなる。
1980年代以降はそれまで制作してきた絵画や彫刻作品、インスタレーションのモチーフとして使用し続けてきた水玉やネット、男根状のモチーフなどともう一度向き合い、具体的なモチーフと組み合わせて作品を制作した。
1989年にニューヨークの国際現代美術センターで開催された「インフィニティ・ミラーズ」はアメリカのアート関係者をはじめ多くの人が草間作品のくぎ付けとした。この年に日本人として初めて「アート・イン・アメリカ」の表紙絵を飾るなど、もう一度世界の第一線で活躍する契機となった。
近年ではテート・モダンやポンピドゥー・センターでの大規模回顧展が多大な反響を呼び、2013年からの中南米巡回ツアーとアジア巡回ツアーでの動員により、動員数200万人以上を記録。これによりイギリスの美術専門誌「THE ART NEWSPAPER 」から「2014年最も人気のあるアーティスト」と評される。2016年には「世界でもっとも影響のある100人」に選出され、文化勲章も受章。2017年より、ワシントンDCのハーシュホーン博物館と彫刻の庭を皮切りに、北米ツアーが巡回。
「死ぬまで描く」と、その人生を芸術に捧げることを公言し、現在も芸術家としての生き様を貫いている。

CV

1957年渡米、巨大な平面作品、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻を発表する。

1960年代後半にはボディ・ペインティング、ファッション・ショー、反戦運動など多数のハプニングを行う。

1966年第33回ベニス・ビエンナーレに参加し、「ナルシスの庭」を発表。また映画製作や新聞の発行などメディアを使った表現にも着手。

1968年自作自演の映画「草間の自己消滅」は第4回ベル ギー国際短編映画祭に入賞、アン・アーバー映画祭で銀賞、第2回メリーランド映画祭にて受賞。ヨーロッパ各国でも展覧会、ハプニングを行う。

1973年帰国、美術作品の制作発表を続けながら、小説、詩集も多数発表。

1983年小説「クリストファー男娼窟」で第10回野性時代新人賞を受賞。

1986年フランスのカレー市美術館、ドール美術館にて個展。

1989年ニューヨーク国際芸術センター、イギリスオックスフォード美術館にて個展。

1993年第45回ベニス・ビエンナーレに参加。

1994年より野外彫刻を手がける。福岡健康センター、福岡美術館、ベネッセ・アイランド直島文化村、霧島アートの森、松本市美術館、松代駅前(新潟)、TGV リール駅前(フランス)、ビバリー・ガーデンズ・パーク(ビバリーヒルズ)、平和公園(安養市、韓国)に野外彫刻を、リスボンの地下鉄通路に壁画を制作。

1996年からは主にニューヨークのギャラリーを中心に活動を始め、国際美術評論家連盟よりベストギャラリー賞1995/96、ベストギャラリー賞1996/97を受ける。

1998年から1999年にかけてロスアンゼルス・カウンティ・ミュージアムを皮切りに大回顧展がニューヨーク近代美術館、ウォーカーアートセンター、東京都現代美術館を巡回。

2000年 第50回芸術選奨文部大臣賞、外務大臣表彰を受賞。同年、フランス、コンソルシウムで始まった個展は、パリ日本文化会館、オーデンセ美術館(デンマーク)、レザバトア美術館(トゥールーズ)、クンストハーレーウイーン、アートソンジュ・センター(ソウル)、アートソンジュ・ミュージアム(慶州)を巡回。

2001年 朝日賞受賞。

2002年 松本市美術館開館記念個展、紺綬褒章授賞。

2003年 フランス芸術文化勲章オフィシェ受勲、長野県知事表彰(芸術文化功労)受賞。

2004年 森美術館個展「クサマトリックス」(森美術館)は52万人を動員。同年、東京国立近代美術館より始まった個展が京都国立近代美術館、広島市現代美術館、熊本市現代美術館、松本市美術館を巡回。

2006年 ライフタイム アチーブメント賞(芸術部門)、旭日小綬賞、高松宮殿下記念世界文化賞(第18回)絵画部門 受賞 。

2008年 ドキュメンタリー映画(ニアイコール) シリーズ第5弾「草間彌生わたし大好き」公開。ボイマンス・ファン・ベーニンゲン博物館(オランダ)にて回顧展の巡回が始まる。松本市名誉市民に推挙される。

2009年 シドニー現代美術館、ウェリントンシティギャラリー(ニュージーランド)回顧展巡回。ガゴシアン・ニューヨーク、ガゴシアン・ビバリーヒルズ、ヴィクトリア・ミロギャラリー(ロンドン)、Padiglione d’Arte Contemporanea(ミラノ)の各都市で個展。文化功労者に選出される。

2010年 十和田市現代美術館にて個展、同市アート広場に恒久彫刻インスタレーションを展示。シドニービエンナーレ、あいちトリエンナーレに参加。ヴィクトリア・ミロギャラリー(ロンドン)、Fiac(パリ)で個展。

2011年 ガゴシアンギャラリー(ローマ)、ヴィクトリア・ミロギャラリー(ロンドン)で個展。国立ソフィア王妃芸術センター(マドリッド)から欧米回顧展「YAYOI KUSAMA」がスタート、ポンピドゥー・センター(パリ)へ巡回。ワタリウム美術館(東京)個展。秋には成都ビエンナーレ(中国)参加、クイーンズランド・アートギャラリー(ブリスベン)で個展。

2012年 国立国際美術館(大阪)で新作個展「永遠の永遠の永遠」が巡回開始、その後,埼玉県立美術館、松本市美術館、新潟市美術館へ、翌年には静岡県立美術館、大分市美術館、高知県立美術館へ巡回。欧米回顧展がテート・モダン(ロンドン)、ホイットニー美術館(ニューヨーク)へ巡回。ヴィクトリア・ミロギャラリー(ロンドン)で個展。新宿区栄誉区民顕彰。アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ&レターズ会員。ルイ・ヴィトンとのコラボレーション「LOUIS VUITTON × YAYOI KUSAMA Collection」を発表。

2013年 Malba - Fundacacion Constantini(ブエノスアイレス)で南米回顧展が巡回開始し、中南米6都市(ブエノスアイレス、リオデジャネイロ、ブラジリア、サンパウロ、メキシコシティ、サンチアゴ)で来場者数245万人を記録。
また「KUSAMA YAYOI, A Dream I Dreamed」が大邱美術館(韓国)で巡回開始し、アジア5都市(テグ、上海、ソウル、高雄、台中)で開催された。

2017年『草間彌生展 わが永遠の魂』、国立新美術館にて開催。
2018年『草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて』、松本市美術館にて開催

取扱作品